東大阪の都市農業
今日は東大阪の都市農業のお話
シミズガーデンのある東大阪市は大阪の東部にある中核市で技術の高いと言われている中小企業の工場が多数立地しており、その工場や住宅街に囲まれた中にシミズガーデンの農園と花屋があります。
住宅街にあるということで地方農業と違い面積も小さくその中で工夫を凝らして農業をしています。
シミズガーデンも今では住宅街に囲まれた場所にありますが僕の幼い頃、わずか30年前はまだ周辺は畑ばかりでした。
しかしながら跡継ぎがいない中、農家さんが亡くなっていく度に農地は売却されて新しい家が建っていきました。
都市部が近い為、農業をしなくても仕事もあり土地を宅地活用しても人が借りてくれるので様々な理由で変化していきました。
農業を仕事とするよりも農業を仕事としない方が魅力的になってるのが寂しく思いますが農業の厳しさを考えると仕方ないのかもしれません。
都市農業の悩み
通常の農業の悩みプラス東大阪で農業を行う上で様々な問題、悩みがあります。
まず、以前は周りが全て農園だった頃とは違い住宅に囲まれることとなり日照時間がかなり減ることになりました。
南側は工場も建っているため、ほとんど日の当たらない状態になり土が渇きにくい状態です。
作物を栽培する上で日照不足は死活問題で植え付け場所がかなり限られてきます。
あと、トラクターの使用時間や農薬散布のタイミング等です。
住宅街ということもあり早朝や日曜日のトラクター使用は騒音の問題で予定を立てるのてすが天候不順などで予定通りにいかないことがしばしばです。
農薬散布についても洗濯物も気にしながら、予定を周辺住民に伝えながらになるのですがなかなか予定通りにならないこともあります。
それと夏場、アスファルトの道路に囲まれており、かつエアコンの室外機からの熱風などの理由からヒートアイランドになり夜温もほとんど下がらず作物にとっては厳しい状況です。
大阪は沖縄より暑いんじゃないかと思うくらい暑いです。
地方には地方の悩みもありますが都市部には農業をやりにくい環境の悩みもあります。
都市農業のメリット
都市部では農業はやりにくいデメリットはありましたが、東大阪は中核都市としてその市内だけでもマーケットも多く、隣に大都市の大阪市があるということで販売面ではかなりチャンスが多いところがあります。
通常は自家栽培したものは農協などを通じて中央市場に運ばれ、卸売業を通して消費者に届けられます。
しかしながらマーケットが近いと農家さんが自分で消費者にアプローチをかける事が可能になります。
現にシミズガーデンでは自家栽培したものをアトリエを直売所として販売しております。
住宅街に囲まれている特性を生かして消費者に直接販売することを可能としております。
お客様も鮮度のいいものを直接購入できることを喜んでもらえており、こちらも中間マージンをとられることもなく販売できるのも魅力の1つです。
あと直接販売することでお客様のニーズや感想を直に取り入れることができるので更に良いものを作る糧となっております。
これからのシミズガーデンの都市農業
都市農業の発展にチャレンジしながら販売もお花屋シミズガーデンとしてどちらも頑張って行きたいと考えています。
ただ栽培したお花や野菜を販売するだけでなく、それらを使って素敵なものを作って販売していく。
そこで自家栽培のお花でオシャレなブーケを作ってカッコいいお花屋として販売していくことがシミズガーデンの前提に繋がります。
自分の届けたいもの、お客様に喜んでもらえるものを畑、農業まで遡って作りあげていくことか素敵なことだと思っております。
これからも都市農業も東大阪のオシャレお花屋さんも両方頑張り、お互いを相乗効果になることを目指し進んでいきたいと思っています。
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屋号 | shimizu garden(シミズガーデン) |
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〒581-0822 大阪府八尾市高砂町5-14-4 |
営業時間 |
10時30分~16時 定休日:日、月、火、不定休 |
代表者名 | 清水 信行(シミズ ノブユキ) |
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